その和田くんがまさか・‥…。

 最初の発見者はこの街の巡査官でした。
 和田くんが入学して以来、痛ましい●●●が急増し街のパトロール●化を検討していた矢先の出来事でした。
 いつものように、深夜パトロールに出掛けた巡査官はボクの自宅近くで、本来なら発見してはならない事件に遭遇してしまったのです。巡査官の照らす懐中電灯は、それに気付き素早く路地裏に逃げ込む危しい人影を追いました。路地裏の先は行き止まり。巡査官は久々のお手柄にはやる胸を押さえ、その不審者を照らし出しました。

本当に、本当にささいな出来心だったそうです。ほぼ全裸に近い姿で逮捕された和田くんは、その動機をこう語りました。
ジコカンパンティー臭いでみたかったんや・・・。」頭にかぶった姉のパンティーを震える指で指しながら、和田くんは何度も何度も嗚咽まじりに、そうつぶやいたそうです。

も相当ショックだったようでです。
 ●●が、この手の事件お決まりの変態者ならまだしも。今や世界が注目する「時のヒト」和田くんだったのですから。押し寄る世界中のプレスから身を隠し、1年以上も部屋のカーテンを閉めきり、閉じこもる姉の姿は栄として痛々しく仕方がありませんでした。
 ですがなぜか、ボクは、和田くんを責める気になれないのです。あの日はじめてボクに声をかけた和田くんの表情は、いくら有名人とはいえ、やはり健全な思春期を向かえた男の子のそれであったし、いままで別の世界の人だとしか思えなっかた和田くんが見せたイタズラっぽい笑顔の素直な輝きには、多分パンティー一枚以上に大切な、値打ちがあったように思えてならないのです。

 今朝、学校に向かう途中、駅の公園の和田くん像の頭には、女性モノのパンティーがかぶせてありました。きっと、誰かのイタズラでしょう。
 朝の光に照らされ眩しいくらい。輝く純金像、その頭だけが白いパンティー越しにボンヤリと優しい光を落としていました。
 -もどる-

BACK 自己完結女子大学長 自己完結女子大教授 ジコカンの生徒 TOP