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光月夜也主演第3弾Vシネマ作品『CLONEz』の監督である針生夏樹に聞いた。
カメラの前の光月夜也は、初めての映画にどのように取り組んだのだろうか。
──本格的な芝居は初めてだったわけだけど、彼女は共演者たちの演技を実によく観察していた。コツを飲み込むのが早くて、どんどん吸収するし、自分からも「ここはワインをひとくち飲んでからセリフを言いたい」などと積極的にアイディアを出してきた。作品への参加意識が高かったと思う。 ビデオではナンバー1というプライドがあっても、プロの役者の中ではちゃんと1歩引いて相手を立ててもいた。迷惑にならないようセリフは完璧に覚えてきて、最長6分ものシーンも、本番1発OK。自分の演技を見て「全然ダメ」なんて反省してたけど、案外芝居が性に合ってるんじゃないかな。反省しても確実に次に活かそうとするし、2本目の主演作も、そろそろ撮影に入りますよ。
ピンと張った冷たさの奥には、素直に溢れ出る純粋でひたむきな部分がある。しかし、ガラスの扉を通すとそうした全てが重なり合って、結ばれる像はやはり謎めいてしまう。
1年間、光月夜也を見続けてきた針生でさえ、彼女がどんな人間か、本当のところは未だにわからないと言う。
「呼べばいないし、かと思えばいつの間にか隣りに座っていて、だけど気がつくとまた姿がない。要するに、彼女は“猫”なんだ」 そういえば光月夜也には『猫』という作品があり、デビュー作の中で黒猫に扮していたのも、イメージにぴったりだった。13作目となる『GREEN LOVE』も間もなく見ることができるが、この先もずっと同じ場所に、彼女がとどまっているは誰にもわからない。くれぐれも見失わないよう注意した方がよさそうだ。夜空に光る月の下、猫はいつでも気まぐれで、誰も気づかないうちにフッといなくなってしまうこともあり得るのだから。
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