AV memorial 桜樹ルイ

96年の桜樹ルイ復活のニュースは、往年のAVクィーンにふさわしい堂々としたものだった。

『不死鳥ふたたび』を筆頭にリリースされた3本のビデオは、そのまま96年のアトラス21の売り上げベスト3に数えられる。 だが、桜樹ルイが最初からAVクィーンだった訳ではない。
水着モデルとしてスタート。一ノ瀬雅子の名でティファニーよりヌード・イメージ・ビデオをリリースした。
某国営放送の大河ドラマ『春日の局』にチョイ役で出演。
その後、クラウン・レコードから『パピヨン』という曲で歌手デビュー。要は鳴かず飛ばずのB級アイドルであった。
90年6月にVIP(現アトラス21)より『突然、炎のように』でAVデビューしたのであるが、さほどの反響はなかった。 当時のAV業界としては、元オニャンコ倶楽部の鈴木久子(会員ナンバーなかったらしいけど)をデビューさせたこともある。
つまり元B級アイドルがAV出演したところで、さほどの物珍しい事件として扱われなかったのである。