91年秋だっただろう。高樹いずみという新人AVギャルのデビュー作をすごく気に入っていた。
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Dカップ以上ありそうな巨乳に、ムチッとしたボディ。荒々しいレイプシーンにも体当たりでブツかり、目を見張った。 ちょうどジュリアナ系イケイケネエちゃんが流行り始めた頃だったか、ボディコンの下はノーパンでストッキングのみというコスプレイシーンもあって当時としては斬新だった。 しかし高樹いずみのビデオの2本目を見ることはなかった。 AV界では、けっこう多い1本きりリリースで引退してしまうコ。 どんなに気に入っていても否応なく諦めなくてはならないのだ。 ところが高樹いずみを再び見ることができたのだ。今度は観月マリという名前に変わっていた。 筆者は最初、高樹いずみと観月マリが同一人物だとは気が付かなかった。 どこかこうスター性を身に付け、それまでのマイナーなイメージを一掃した見事な復活劇だった。 |
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観月マリのスケジュールはKUKIの高木氏(現VINLレーベルのプロデューサー)が管理していた。
高木氏の話によると、観月マリは高樹いずみのイメージを払拭したいと思ったいたそうで、芸名も新たにやり直す決意があった。 かくして92年8月12日。九鬼より『アノ日の私を犯して』というデビュー作が遊法仁監督の手により世に送り出された。 続く9月19日にも九鬼より2作目『反逆ボディヒート』というタイトルで藤本部監督が手掛けた。 AVギャルにしては珍しいセミロングのヘアースタイル。ちょっと日焼けした肌。なにより愛嬌のある顔にファンを増やす。 こう大々的に売り出された新人ギャルではなかったが、出演作品に外れがないという面からもAV専門誌も高く評価し始めた。 |