当時の『URECCO』中川編集長は、『URECCO』降板後はディスコ専門誌『ヘヴンスドア』を創刊し、現在は女子校生の新感覚雑誌『egg』の編集長を勤めている。
中川氏は、「卑弥呼は、がめついとか、態度が大きいとか、悪い噂が業界内に流れてたけど、そんなことはなかったよ」とフォローしていた。奇妙な因縁があり、『ヘヴンスドア』時代に取材に入った銀座のMーカルロと神楽坂のツインスターで偶然、卑弥呼と再会するようなこともあったらしい。
「男だったら、絶対に〃やりたい〃って思う。それほどイイ女」というのが実際に卑弥呼に会った中川氏の印象である。
ところが当初の撮影予定の日に、卑弥呼はドタキャンを起こした。
マネージャーとして立ち会う日比野氏はオロオロしながら卑弥呼を待つ。結局、日比野氏は卑弥呼の自宅まで駆けつけ、後日改めて撮影をセッティングして、この件はことなきを得た。
実際に、卑弥呼は、あまり体が強い方ではなく、本当に急病で倒れていたという。後日、撮影は無事に行われた。
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