日本の市販ソフトウェア

 市販ソフトの中で、“バーチャルドラッグ”ものというと、次の2つが有名、というか、他には“わかっている”感じのものがないのが現状。両方ともかなり探さないと購入できないかもしれないが、その気にさせてくれること請け合いだ。


Highway \14,800(税別)
株式会社イントリーグ Tel. 03-5411-1325

93年に発売された「Highway」は、たった13メガバイトの容量しかないが、CD-ROMの特性であるオーディオCDとしても再生できるオーディオトラックにBGMが4曲入っている。CD-ROMのフォルダをハードディスクにコピーして、CD-ROMドライブにヘッドフォンをつなぐと、プリセットの音以外も聞くことができる。マウス操作で変化する画面に参加することはできないが、好みのパターンをイコライザーのようなダイアログで設定することができ、保存することが可能。


XAXA MACHINE \7,800(税別)
(株)アスク Tel. 03-6267-6866
限定1000枚特製ヘッドフォン付き

マッドサイエンティストであるスミス博士が開発したXAXA MACHINEは悪魔の発明である・・・という設定のメニュー画面で、妙にアナログな外見のマシンのスイッチを入れる。すると、スミス博士の様子が変化し、トリップの効果がわかるようになっている。「XAXA MACHINE」のプロデューサー伊佐野氏は、90年の「ビデオドラッグ」、92年の「レイスコープ」も手がけている。また、「バカCG」で有名な中ザワヒデキ氏が“バカトリップモード”を製作し提供している。このモードでは、ユーザーが行っている行為そのものの構造が視覚的に把握できる(ん?ともかく一見の価値アリ)。パターンの変化は、数学的な部分だけでなく、MacroMedia Director 4.0で、手描きした部分もあるという凝ったもの。お気に入りのオーディオCDをヘッドフォンで聴きながら画面/マウスと一体化し、幸せなひとときを過ごせる。


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