・2003年〜2004年について
“ジ・コ・マ・ン”シリーズが一番のヒットになりました。これは完全ドキュメントで、対女優さんのカラミというよりその女の子の素、例えばその日の体調が悪ければそのまま撮るような、本質に迫るようなかたちでセックスを見せる内容が受けたんだと思いますね。企画作品がメインなので単体はまだ本数が少ないんですが、1月デビューの伊東ちかほちゃんはおかげさまでかなり好評です。やはり単体といえどしっかりエッチなコだけを厳選して撮っているので、そこが受けたのではないかと思います。
今後も安易にタイトル数を増やすよりは、クオリティに重きを置いた単体作品を目指したいですね。それと、今年はDVDに力を入れていこうと思っています。単なるVHSのDVD化というのでなくてゲーム性をふんだんに入れて、例えば100以上のシーンを盛り込んでさまざまな展開ができるようなDVDを今製作中です。 さらに、ジ・コ・マ・ンシリーズの長谷川九仁広監督が手がける新しいシリーズとして“ボディードールもの”のシリーズを立ち上げる予定です。オトコの欲望をめいっぱいぶつける対象としてのボディードール、ジ・コ・マ・ンとは違い、女の子のパーソナリティを排除して、とにかく体のパーツや見た目のいやらしさからくる「ヤりたい!」という欲求を最優先に追求したシリーズにしようと思っています。
・LEOのこだわり
まずは「インチキはやめよう」ということですね。たとえば、擬似射精などの今まで普通に行われていた慣習を、ウチはなしにしようと。企画や単体、ドキュメントものやストーリーものにかかわらずホンモノを見せたいという強い意志をもって製作してます。 LEOはまだ新しい会社なので、老舗の他社さんと比べて安定した評価というものがまだないわけですよね。レンタル店で借りていただいた一本が初めて見るLEO作品、という可能性も高いわけです。ということは、その作品がつまらなかったら次はないわけで非常にシビアです。ですから絶対に気は抜けないですね。 逆に、まっさらな認知状態ということはこれから色をつけられるということでもあるので、コレと思った作品をどんどん送り出してLEOならではのカラーを作っていきたいです。
今はビデオ以外の媒体が増えてきて、それと共にヌく選択肢もどんどん増えてきているわけで、それらとどう勝負していくか、ということも常に考えていますね。
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