小野聡美………麻　生　みゅう
菅　信子………風　間　今日子
赤間りえ………浅　倉　　　麗
速見由貴………篠　原　さゆり
富山淳子………原　田　なつみ
三枝香苗………村　上　ゆ　う
宮田　治………樹　　　か　ず
砂川克美………山　本　清　彦
高谷秀幸………柳　　　東　史
山科恒夫………平　賀　勘　一


監　督……的　場　ち　せ
企画・脚本…福　俵　　満
撮　影……田　中　譲　二
照　明……上　妻　敏　厚
編　集…フィルムクラフト
録　音……シネ・キャビン
助監督……松　岡　　　誠
現　像……東映ラボテック

　　

「万病の治療は性の解放にある」というのが自説の山科病院の院長は「治療」と称して患者たちをエグゼクティブルームと呼ばれる秘密の一室に集めて看護婦たちとセックスさせている。セックス恐怖症の新米看護掃・聡美はそんな病院の実態に戸惑う。しかし不感症を克服することを決心した彼女は思い切ってそこに飛び込み…

看護学校を成績最下位で卒業した聡美は、念願叶って山科病院の看護婦となった。ところがそこでは「万病快癒のもとは性の解放にあり」という奇妙な持論を掲げる山科院長のもと、看護婦たちが積極的に患者たちに性の悦びを与えていた。

通称タンクこと淳子は女王様姿で患者の砂川に鞭を振るう。ユーレイこと由貴は笹森のイチモツにむさぼりつくとフェラチオを始める。同室の高森は彼女をバックから激しく突き上げる。りえは男を前にするとすぐにアソコが濡れてしまうことからオツユと呼ばれている。彼女は入院一ヶ月になる宮田にのしかかると騎乗位でハッスルする。絶項に昇りつめた宮田は思わず呼び出しのブザーを押してしまい、それを聞いた聡美が病室へ飛んで来た。二人の姿を見た途端、聡美は目の前が真っ暗になり、気を失う。聡美は初体験の挿入時のあまりの激痛以来、セックスに拒絶反応を起こしてしまっているのだ。

そんな悩みを由貴に告白すると、内緒のはずのその話は瞬く間に病院中に知れ渡った。掃人科医の香苗は聡美に、そういうことならこの病院に勤めるのは難しいと言った。せっかく看護婦になれた聡美は必死で食い下がるが、彼女はこの病院の実態をまだ理解していなかった。

その夜、高谷、砂川、笹森、宮田の患者たちはいそいそと毎週金曜日に開かれる病院の『エグゼクティブルーム』に出掛けた。一ヶ月以上入院した者だけが入れるその施設は、山科院長の治療理論の実践の場でもあるアミューズメントルームであった。ミラーボールが回転する薄暗い室内に白衣姿の由貴、りえ、アマゾネスこと信子たちがホステス役として待ち構えていた。高谷と信子、笹森と由貴、宮田とりえ、砂川と淳子、それぞれがカップルとなり、ノーパンの看護婦たちが自ら男を導き、激しい性の狂宴が繰り広げられた。看護帰と患者という関係を忘れるかのようにただ肉体をむさぼり合う彼らの行為はやがて乱交へと発展していった。淳子は鞭をふるい、由貴はザーメンを飲み干した。宿直当番の聡美は好奇心からついその部屋を覗いてしまったが、その壮絶な光景に口から泡を吹いて倒れてしまった。

院内ピンサロは山科にとって実験と実益を兼ねた立派な事業だった。看護婦はそれぞれ事情を抱えてこの病院で働いている。仕事熱心で根っからのセックス好きな女たちばかりで、山科の研究の熱心な協力者でもあるのだ。

香苗の診察によって聡美は性感帯が喉の奥にあるという特殊な体質だという事実が判明した。片っ端からフェラチオすることでそれは開発されるのだという。聡美は意を決して医師の関本のモノをくわえこんだ。そして患者の笹森や高谷にも自ら誘いかけ、次々とイチモツをくわえていった。

ところが聡美に秘かな思いを寄せていた宮田はそんな彼女に失望し、聡美もまたその宮田の言葉に傷つき、自分自身を見失いかけた。そしてエグゼクティブルームに聡美がデビューする日がきた。高谷にフェラチオした聡美は、初めてアソコが濡れるという体験をした。宮田は聡美に思いをぶちまけ、心を動かされた聡美は「私とセックスして下さい」と彼に告げた。一同の見守る中、聡美は初めて挿入によるエクスタシーを感じ、セックスの素晴らしさに感動した。それ以来、聡美の人生は百八十度転換し、一人前の看護帰になるため、今日も彼女は患者の上で激しく腰を振るのだった―。