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アケミ……吉 岡 ま り 子
トシコ……河 名 麻 衣
サトコ……槙 原 め ぐ み
郁 夫……寺 十   吾
久 保……本 多 菊 雄
佐 野……松 原 正 隆
修 造……野 上 正 義

企 画……福俵 満
監 督……女池 充
脚 本……小林政広
撮 影……鈴木一博
照 明……安部 力
音 楽……安田 治
    録 音……シネマンブレイン
    編 集……フィルムクラフト
助監督……坂本 礼

新米の看護婦アケミは孤独な寂しがり屋。アパートの隣の部屋のトシコは偶然にもアケミの病院の医師久保と不倫関係にある。アケミは映画の録音技師で入院中の郁夫に恋をするが、好色で強引な久保に迫られたことから……。
これは映画監督としても活躍中のベテラン脚本家小林政広のシナリオを映画化した女池充の第一回監督作品。主役のアケミに成人映画初登場の吉岡まり子が扮し、トシコ役に河名麻衣。他に横原めぐみが出演。初々しくてどこか物悲しく、そして爽やかな、看護帰お色気青春映画である。

アケミは新米の看護婦で、川崎のアパートで一人暮らし。彼女は足が悪く、いつも引きずって歩いている。アケミは孤独だが、実は寂しがり屋だ。今日も隣に住むトシコの部屋からセックスの声が聞こえてきて、いたたまれなくなって部尾を出た。トシコのもとに通ってきているのは実はアケミが勤める病院のベテラン医師、久保だった。久保には妻子がいた。
実はアケミにはセックスにまつわる嫌な思い出があった。高校生の頃に父親の修造にレイプされかかったのだ。修造から逃げようとしてアケミは階段から落ち、それ以来足を悪くしてしまったのだ。
アケミは自宅のそばの橋の欄干で川の流れる音をテープに録っている映画の効果マンの郁夫の姿を見かけた。翌日病院に行くとその郁夫が入院しているので驚いた。仕事に熱心なあまり橋から落ちて怪我をしたのだ。若い二人はお互いにひかれあった。
アケミは先輩のサトコに誘われて医師の久保と佐野とともに海へ出かけた。夕暮れになると久保は当たり前のように車の中でサトコとセックスを始めた。おまけに林の中でアケミを犯そうとしたが、セックスに拒絶反応を示すアケミは久保の股間を蹴りあげた。
ある日、アケミは退院した郁夫の仕事場のスタジオを訪ねた。郁夫はアケミが持参した手作りのサンドイッチを喜んだ。その夜、アケミはとてもうれしくて一人音楽を聞きながら部屋で踊るのだった。窓の下にはアケミの窓を愛しそうに見つめる郁夫の姿があった。
いっぽう隣のトシコの部屋には家から追い出されてきた久保の姿があった。久保とトシコは口論になり、久保はトシコを犯しながら殺してしまった。帰ろうとする郁夫を追おうとして部尾を出たアケミは、廊下で顔面蒼白の久保とはちあわせになった。久保は泣いてアケミに助けを求めた。
アケミは久保が砂浜にトシコの死体を埋める手伝いをした。そして車の中で久保に抱かれた。それ以来アケミは久保との同居生活を始めた。久保への気持ちは愛ではなかった。アケミはまだ郁夫のことを愛していた。
ある日郁夫が病院にアケミを訪ねてきた。次の週に始まる映画の撮影を見にくるよう郁夫はアケミを誘った。アケミは郁夫にそっけなくすると建物のかげでひとり泣いた。
その夜、久保に砲かれたアケミは憎悪に駆られて彼をナイフで刺し殺してしまった。アケミが殺したのは久保だけではなく、父親でもあった。 アケミは夜明けの海で身を投げようとしたが、実はそこには意外な結末が待っていて…。

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