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石嶺綾音………田口あゆみ
岡田義徳………渡辺幸次
岡田公子………竹村祐佳
三枝静香………高野ゆかり
清水義貴………中田新太郎
草野康太………丘尚輝
沼田八郎………大岡尚一
石嶺定規………森山龍二


監督……新田栄
脚本……岡輝男
撮影……千葉幸男
照明……小川満
編集……酒井正次
録音……シネ・キャビン
助監督……佐籐吏
現像……東映ラボテック

  

 私立高核北村学園音楽教師綾音は若い男の体臭をかぐと発情するというインラン女。登校拒否の静香にも求められればレズもする。夫の定規も他の高校の数学教師。夫婦の夜の営みは淡白だが、時には濃厚な痴戯におほれることもある。ある日、綾音は教え子の義徳から深刻な相談を……。
 岡輝男の脚本を新田栄が監督したこの作品は、私立高校の女教師と男女生徒の赤裸々な劣情を描く好色編。田口あゆみ、竹村祐佳、高野ゆかり他が熱演している。
 私立の高校北村学園の女子トイレから喘ぎ声が洩れている。彼女はナントこの学校の音楽教師石嶺綾音である。若い男の匂いをかぐと発情するのだ。教え子の静香は登校拒否を続けているが綾音に惹かれている。同性愛なのだ。綾音は静香が登校するようになれば愛を受けいれてもいいと約束した。
 綾音の夫定規は数学の教師。夫婦の夜の営みは淡白だったが、それは綾音が不妊症であることが原因なのかも知れなかった。
ある日、綾音は教え子の岡田義徳から意外な相談を受けた。彼は音楽が好きだが、母の公子から医大に進むよう言われて悩んでいるのだ。綾音は静香もピアノを習いに来ているから義徳にも来るようにすすめた。彼は心からよろこんだ。だが自宅に近づくにつれて彼の表情は暗くなった。彼の母はスナックを営んでいた。父は数年前に病死している。公子は女手ひとつで義徳を育てるためにスナックをひらいたのだが、店に来る客に体も売っているのだ。今日の相手は草野だった。
 義徳は綾音の家へバイオリンを習いに行くようになり、そこで静香とも会うようになった。静香は彼に惹かれるようになったが、綾音はそれが愉快ではなかった。それを感じた静香は明日からは学校へ行くと約束して泣きながら綾音に抱きつき、唇を求めた。長いキスのあとレズの悦びにおぼれていった。
 義徳を高校から大学まで進学させようと稼いでいる公子は、ある夜遅く帰ってきた彼の制服を脱がせると性器を自分のヴァギナに突入させた。もっとも、これは初めてのことではなかった。彼は思わず綾音の名を呼んで公子を不審がらせた。 ある夜、深夜の一時を過ぎても義徳が帰ってこないので、公子は庭に出て帰りを待っていた。センター試験も近いのでいっそう心配だった。彼は綾音先生の家に泊まったのだ。
 朝、下着だけの綾音がコーヒーを持ってきてくれたので義徳はべッドから起きあがった。定規は書斎で寝起きしていて居間には来ないということだった。綾音はバイオリンの練習を始めると伝えたが、彼はまたべッドにもぐり込むとやがて中からパンツが投げ出された。綾音は笑いながらべッドに入っていった。
 ドアの向うから定規の声がした。綾音はハッとしたが、定規は休日当番なので学校へ行くと行って出ていった。定規が外出したのを確かめると、二人は熱いセックスを始めた。
 静香は彼と綾音が体の関係をもっているのを知り、公子に知らせた。激怒した公子は血相を変えて石嶺家に駆けつけ、玄関に出てきた綾音の頬を殴って息子を探し回り、二階のべッドルームで彼を見つけると引きずり起こした。彼は母を見ると医大へは進まず音大でバイオリンを勉強したいと宣言した。公子は無理矢理家に連れ帰り、仏壇から夫の遺影を取ると床に叩きつけ、もう一枚の写真を義徳に渡してこれが彼の真実の父清水義貴だと告白した。清水は公子とまだ幼い義徳を捨てて音楽の道を選んだ最低の男だという。だから彼女は義徳が音大を志望するのを反対していたのだ。母は息子の手を握って泣いた。
 夜、綾音は久し振りに定規に抱かれた。彼女はエクスタシーにおぼれ、夫のぺニスを口に含んだ。そして病院へ行って卵子のドナーを探したいと言った。教師をやめて母親になりたいと思ったのだ。長い交合で二人は果てた。幸せだった。
公子は母子を捨てて去った元夫の清水義貴に会い、音楽家の彼に義徳の夢をかなえさせて欲しいと頼んだ。
 北村学園の卒業式の日、それまで体調を崩していた綾音は出席した。そしてなんとか卒業証書を貰った登校拒否の静香から、義徳が卒業を待たず音楽の勉強のため外国に留学することを知らされた。それも有名な音楽家で彼の真実の父清水義貴の援助であることを知り驚いた。綾音には彼からの心のこもった手紙が託されていた。彼の母公子のスナックは賑わっていたが、体を売るのは辞めていた。 。

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