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脚山野冴子………神 代 弓 子
貴島真紀子……一の樹   愛
水野真理………佐 伯 麗 子
山野時男………羽 田 勝 博
貴島五郎………牧 村 耕 治
白井義人………中 満 誠 治

監 督……珠   瑠 美
脚 本……珠   瑠 美
撮 影……伊 東 英 男
照 明……石 部   馨
編 集……井 上 編集室
助監督……近 籐 英 総
現 像……東映ラボテック

木俣瑠美が自作の脚本を監督したこの作品は、複雑にからみ合う愛欲を描いた煽情ドラマ。イヴこと神代弓子、一の樹愛、佐伯麗子の肉体派スターが素晴らしい艶技を披露している。

 ソウルヘ出張する夫の時男を見送った冴子は、学生時代の初恋の相手義人と偶然会い、誘われるままにホテルヘ行った。二人は結婚するつもりだったが、お互いにまだ学生だったので冴子の両親の反対で結ばれなかったのだ。冴子は失恋の痛手を忘れるために、それから幾度も見知らぬ男に抱かれた過去がある。それはお金のためではなかった。
 久し振りに義人に抱かれた冴子は、夜の繁華街で男に声をかけられた。冴子は覚えていなかったが、彼女が学生時代に抱かれた男の一人貴島五郎だった。五郎は妻の真紀子とニューヨークの支社から一時帰国したばかりだった。五郎は清純だった頃の冴子が忘れられずホテルヘ誘ったが、今は若妻である彼女は断わった。だが執勘に迫られると、高級なホテルより安手のラブホテルを望んで同行した。そして心の中で夫の時男に詫びながら五郎に抱かれたが、そのころ時男はソウルのホテルで愛人の真理と会っていることは知る由もなかった。
 一方、五郎の妻真紀子は夫の本社の部長結城正男とひそかにホテルで全っていた。むかし正男は真紀子をレイプした。それ以未関係をつづけていたが、別れるために部下の五郎を係長に昇進させ、マンションを買ってやることを条件に二人を結婚させたのだった。真紀子は今でも正男のアジが忘れられず、今度の夫の業務連絡のための帰国にも、彼女は理由をつけて一緒に戻ってきたのだ。久し振りに会った彼女と正男は全身の欲情を吐きだすように、汗にまみれながら絡みあった。事後のベッドからマンションの五郎に電話をしたが、彼はまだ戻っていなかった。彼は冴子と情事をたのしんでいたからである。真紀子は当然そのことを知るはずはなかった。
 五郎が帰ってみると、真紀子の姿がなかったので不機嫌だった。しばらくして彼女の帰ってくる気配がしたので、五郎はベッドに潜りこんだ。真紀子は彼が帰国早々浮気をしたのだろうと推察したが、五郎は社の営業マンと飲みあかしたと言い訳した。そして昔のクラスメートと会っていたという彼女に対しては結城に抱かれていたのだろうといって責め立てた。
 電話のベルが鳴った。真紀子が出て、取引先の女性だと五郎に伝えた。電話は変名を使った冴子からだった。冴子は夫の帰国が延びたのでまた会いたい、と話した。冴子はふたたびホテルで五郎に会って抱かれた。人妻になった彼女の体が学生のころとは見違えるほど成熟していることに五郎は満足した。
 幾度も情事を繰り返した冴子は、夫がソウルから戻る前に3Pを経験したいとまで言った。五郎は頭の中で、冴子と妻の真紀子を相手にしてセックスを楽しむ場面を想像した。
 その真紀子は、昨日とは違うホテルで正男と会い、抱かれながら夫の五郎が今でも彼女が正男の「お古」だと責められていると訴えた。正男は彼女の裸身を愛撫しながら、いつまでも古いことを持ちだすなら単身赴任でボルネオ辺りへ追放してやるとまで言いだした。
 こうした複雑な情欲のからみ合いの中で、冴子は以前からヤリタイと願っていた3Pを実現することができた。五郎は真紀子を口説き、真紀子も初めての冒険に興味をもって二人のマンションで実行することになったのだ。その日、二人と冴子は全裸になり、けだもののように求め合い責め合って愛欲の痴態を繰り返した。 しばらくして時男がソウルから帰ってきた。玄関に出迎えた冴子はうれしそうに明るい笑顔で彼に抱きついた。それは貞淑そのもののような若妻の表情だった。
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