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マリー………鮎川真理
花田ゆりか…林ひすい
加川顕一……佐野和宏
原田孔三郎…久須美欽一
大前真司……平賀勘一
柿田オサム…佐野源三郎


監督……浜野佐知
脚本……山崎邦紀
撮影……稲吉雅志
編集……金子編集室

  

加川は電車の中でマリーに痴漢したが、怒った彼女は頬を殴り大声で罵った。侮辱された加川はいつか仕返しをしようと考えた。そんなとき、痴漢されるのが好きだ、というゆりかと知りあい、彼女の協力でマリーの部屋に無線通信のソケットを取付けるとマリーの電話の盗聴を続けた。マリーは社長の原田やエリートビジネスマン大前、アルバイターのオサムらと関係があり相手により変身する多淫な女だった。加川は彼女に仕返しするためにゆりかと共にある策略を考えるが…。痴漢と正体不明の女の意外な騙し合いを描いた興趣たっぷりの欲情編。

あまり風采のあがらない営業マンの加川顕一は、電車の中で豪華な服装の女に心をひかれた。女の名はマリー。海老の料理が大好物の加川はマリーの背後に立つと髪の匂いに鼻をうごめかし、そっと手をのばしてヒップの問を撫で回した。マリーは突然振り向くと彼の頬を殴り、大声で罵った。乗客の前で赤恥をかいた加川は逃げるように電車を降リたが、偶然マリーも同じ駅で降りたのでそっと尾行し、彼女のマンションと部屋の番号を確かめた。数日後、電車の中で加川は前に立っている女がヒップを彼の下腹部に押しつけてくるのに気づいた。彼も手をのばしたが逆らう気配がない。次第に大胆になってパンティをずりおろしてまさぐると、女は体をのけぞらせてイッテしまった。

駅の構内で加川は女に呼びとめられてハッとしたが、彼女は意外にも一度痴漢されたかったのだと告白し、花田ゆりかと名乗った。二人は喫茶店でお茶を飲みながら痴漢のテクニックなどについて話し合い、加川は先日の頬を殴られたことも打明けた。そしてマリーのマンションを突きとめたと話すと、ゆりかは仕返しをするようにすすめた。

マリーはパンティー枚の裸で好物の海老料理を食べている。その足許に這いつくばった会社の社長原田が、彼女の脚をなめていた。マリーが海老のしっぽを投げると彼は喜んで食べ、言われるままにマリーの股間を舌で愛撫した。ベッドに移ってもマリーは女王のように原田を奉仕させて絡み合った。昼近く、マリーが情事の疲れでまだ眠っていると、ドアフォンがしつこく鳴ってガス会社の女がガス洩れのチェックに来た。そして気づかれないように部屋の隅のコンセントにソケットをはめこんだ。女は変装したゆりだった。ゆりかはマンションの前に止めた車の中で待っていた加川に成功のサインを送り、無線受信機を調整した。しばらくするとマリーの部屋の電話が鳴り、彼女の声が流れてきた。その声は加川が電車の中で罵られたような強気な口調ではなく、別人のようにしとやかだった。電話の内容はクラシック音楽の演奏会の招きだった。電話を傍受した加川とゆりかがその演奏会の当日、会場の前でひそかにマリーの出てくるのを双眼鏡で監視していると、見違えるようにシックな装いの彼女がエリートビジネスマン風の男、大前真司と親しそうに話しながら出てきた。二人は広い庭園に入っていったので、加川とゆりかは後をつけ木立に隠れて会話を盗み聞きした。話の中でマリーは祖父が貿易商だったことや家族で室内楽を合奏して楽しんだこと、今は祖父母も両親も亡くなったので孤独な生活をしていることなどを上品に語っていた。

その夜、無線受信機からはマリーと大前の濃厚なセックスの声やあえぎが聞こえた。加川とゆりかは我慢できなくなり、ラブホテルヘ行って熱い情事におぼれた。翌日、加川は独りでマリーの電話を盗聴した。オサムという男とのデイトの約束である。彼女は昨夜とは全然違うイマドキの口調だった。尾行すると派手なミニスカートのマリーはオサムとラブホテルに入ったので隣室でコンクリーマイクで盗聴すると、オサムとセックスしてから結婚の約束までして下町に住んでいる両親に紹介すると言っていた。相手によってさまざまに変身する彼女の正体をバラそうと考えた加川は、ゆりかの提案でマリーが関係した男たちにこれまで録音しておいたテープを送ろうと考えた。男たちの住所はマリーと関係して帰るのを尾行して確かめた。

テープを受取った大前と原田、オサムの三人は、自分だけのものと信じていたマリーが他にも男がいると知ってマンションに押しかけて口汚く罵倒した。しかし彼女は顔色も変えず動揺する気配もないので、男のほうが怒る元気も失ってしまった。男たちが立去ってから部屋の隅の見慣れぬコンセントに気づいた彼女は、電話の受話器に向かつて、卑怯なことをしないで私の前に現われたら男として認めてあげる、と話しかけた。それを盗聴していた加川はゆりかにすすめられてマリーの部屋に急いだ。犯人が彼女に頬を殴られた痴漢と知ったマリーは彼のズボンを下げて、ボッキした一物を口に含んだ。彼はうれしい悲鳴をあげると彼女に抱きついて狂ったように欲情を爆発させた…。
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