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藤沢まりの
白木麻弥
秋本ちえみ
鹿島利彦
山本竜二
小多魔若史
山崎邦紀
直平 誠

監督……浜野佐知
脚本……山崎邦紀
撮影……下元 哲
編集…金子編集室
助監督…柴原 光

本作はこの女流ロリコン漫画家を主人公にエロ映画界と痴漢電車の懲りない面の生態をリアルに描いている。
 ごく普通の部屋にごく普通の机と家具。誰が見てもごく普通のお嬢さんのたたずまいである。だが、机の上に目を落とすと、原稿用紙の上に可愛いギャルが性器ドアップのえげつない姿態で次々と描かれていく。

道川波瑠希は南野バイブのペンネームで只今人気上昇中の女流ロリコン漫画家である。もっとも人気があるのは読者だけでなく、編集プロダクションのスタッフにも好かれている、いや狙われている。それは波瑠希が過激なエロ漫画を描きながら、まだ処女ではないかと噂されているためだ。

 そんな波瑠希に編集の北山から痴漢の体験取材漫画の依頼が来る。波瑠希は気乗りがしない。実は今日も編集に原稿を届けに行く時に痴漢に遭遇したばかりだった。

 朝、原稿を入れた大きな布袋を抱えた波瑠希は満員電車の中で腰に触れてくる淫らな指先に気がついた。逃げようとするが、混んでいて勤けない。調子に乗った痴漢はスカートを捲くり上げ、あろうことかパンティーの中に指を差し入れ秘部を直接タッチしてきた。堪忍袋の緒が切れた波瑠希は安全ピンを取り出すと痴漢の手に突き剌した。後ろでくぐもった悲鳴が………。波瑠希はいつも安全ピンを持っている。波瑠希の痴漢撃退法なのだ。

 この体験取材は今では化石となってしまったエロ漫画家小多魔の来社で、好色な編集の北山が思いついたものであった。処女の波瑠希が痴漢のいたずらな指に如何に反応するか見たかったのだ。また、小多魔は痴漢のプロでもあった。

 その北山は波瑠希のライバル、所沢ゴックンのマンションで69の奮戦中だった。ゴックンは同じロリコン漫画家仲間で、その名の通り男性のスペルマを平気でごっくんする。波瑠希と正反対で仕事のためなら誰とでも淫乱する積極的な女の子である。今も、巻頭カラーを描きたいため、北山のモノを衝え頭を振り振りフェラチオに励んでいるところであった。

 その頃、波瑠希は裸の下半身を鏡の前に置き、股間のスケッチをしていた。波瑠希にはビニール本と自分の身体がエロ漫画の資料なのだ。

編集部にもう一人の特別記念物がやって来た。ライオン丸である。彼もエロ漫画家としては珍しい童貞青年で、想像力だけで漫画を描いているのだ。だが描いている絵は過激で、編集の真由加の厳しいチェックを受けている。彼もまた波瑠希のファンである。

 真由加は好奇心旺盛の編集部員で好き者でもある。真由加嫌いの小多魔と痴漢仲間の柿沼がいたずら心で帰宅途中の電車の中で真由加の身体を触り始めた。微妙に愛撫を加える柿沼の指。と、真由加の手が突然柿沼の手を捕らえ、大胆にも自分のパンティーの中に導き入れた。狼狽した柿沼は気を取り戻すと真由加の秘部を念入りに愛撫する。うなずきながらその感触を楽しむ真由加。性的欲望には結構貪欲な性格である。

 こんな変態的編集スタッフで作られているロリコン雑誌に大手出版社の編集者、高浜が乗り出して来る。高浜は趣味と実益を兼ねて仕事をしているような男で、大手出版の肩書だけで女流漫画家は誰でも寝れるものと思っている。早速、ゴックンのマンションのベッドの上で契約交渉。ゴックンのフェラチオを受けながら交渉は進んでいく。

 変態スタッフに突然登場の好色編集者。過激ロリコン漫画家、南野パイプの処女は如何に………? そして満員電車の痴漢体験取材の結末は……?
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