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水口世津子……豊田香里奈
長谷川美沙……秋本ちえみ
田島万里子……鈴木 美子
田島剛史………田村 がん
宇野龍作………真山  豊
古川誠…………石神  一

監督……佐々木 良
脚本……斎藤 美恵
撮影……伊藤 正明
照明……斉藤 正明
編集……金子編集室

斎藤美恵の脚本を佐々木良が煽情タッチで演出した大人のセクシー・ドラマ。売春、不倫、オナニーなど歪んだ愛のかたちを衝撃的に描いた興奮作である

 大学生のセツコは『恋愛クラブ』の会員で、小さな広告代理店の社長田島と月四回の交渉で二十万円の契約を結んだ。そしてホテルに行って抱かれたが、セツコは『ラブゲーム』と割りきっていた。
 好色な田島は女子社員のミサとも関係をもっていたが、彼女があまり執拗なので嫌気がさしていた。ある夜、彼が自宅で久しぶりに妻のマリコを抱いていると電話のベルが鳴った。ミサからだった。彼は妻に気取られぬように冷たく応対し電話を切った。
 ミサは全裸のままベッドで田島に電話をしていたのだが、彼に電話を切られるとウイスキーを呻り、泣きながら指で股間をまさぐった。
 セツコは学校の帰りにゼミの後輩字野に、彼がつくる8ミリ映画の出演を頼まれた。内容は女子大生と中年男のラブストリーだと言われて興味をもち、引受けることにした。その日二人はスナックで飲み、酔ったセツコは誘われるままに彼のアパートに行って泊まるつもりになり、蒲団の中で抱き合った。
 宇野が作る8ミリ映画の撮影がはしまった。相手役の中年男には彼の知人の俳優が紛したが、セツコはその相手役の甘い台詞に笑いだしてしまうこともあった。しかし、自分の生活ともダブるシーンもあって考えさせられた。
 田島は週末になると泊まりがけでゴルフに行くことが多かった。その日もゴルフに行くと言って出かけた彼を見送った妻のマリは、鏡に向うと念入りに化粧をした。玄関のブザーが鳴った。マリコは待ちかねていたように迎えに起った。訪れたのは愛人の誠だった。誠は金持ちの娘と縁談がまとまり、最近結婚することになっていた。マリコは誠に抱かれてから、思い出を残すために二人が最初に結ばれたホテルでお別れの夜を過ごしたいと頼んだ。誠は会う日を約束してくれた。
 セツコの映画の撮影はクライマックスのシーンになっていた。中年男との情事の場面なので全裸になるように宇野に言われた。彼女は出演を引受けたことを後悔したが、相手役の男は本意気で挑んできた。
 ラストは二人の火遊びがおわり、中年男が妻の許に戻って行くシーンだった。やっと終わった初めての仕事に、セツコも宇野も熟いものを感じていた。
 田島はミサから妊娠したと知らされ、気がすすまなかったが彼女のマンションを訪れた。そして情事のあとで子供を産むことを反対すると、浴室へ行ったミサの悲鳴が聞えた。驚いて行ってみると、彼女は手首から血を流して泣いていた。田島をびっくりさせるために手首を切ったのだが、血を見てからミサは彼と別れることを決意した。
 最後の夜を求めるミサを田島は激しく抱いた。二人は抱きしめあいながら同時に果てた。ミサの目からは涙があふれていた。
 田島の妻マリコは若い愛人試と約束した日に、繁華街を歩いてから初めて会った思い出のホテルヘ行った。エレベーターに乗るとアベックが先に乗っていた。マリコは男を見て顔色を変えた。夫の田島だったのだ。田島はセツコと一緒だった。
 田島とマリコはそのまま帰る訳にもいかず、仕方なく一緒に泊まることになった。彼はセツコと別れることを約束してあやまり、マリコも誠と別れるためにホテルに来たことを告白した。  誠とセツコも妙なことから同じホテルに部屋をとった。誠はセツコに挑みかかり、秘所を舌で責めたので、二人はそのまま抱きあって燃えた。
 田島はバスルームでマリコの全身を洗いながら荒々しく突き立てた。マリコはけいれんしながら田島を抱きしめた。ラブホテルが夫婦に新鮮な刺激をあたえたようだった。
 セツコは恋愛クラブに電話で田島との交際がおわったことを報告し、次の仕事を依頼した。その後スクランブル交差点を渡っていると、向うから田島とマリコが来た。セツコは立ちどまって煙草をねだり、火をつけてもらうとさりげなく別れていった。
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