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中沢慶子
石井絢子
松田知美
清水 舞
ほかAVギャル大挙出演!

監督・脚本……いとうまさお
撮影……鬼丸 雅也
照明……伊藤  寛
技術……石川  純
録音……村中  浩

1987年当時、ビデオクイーン人気ナンバーワンだったあの中沢慶子が迫真の演技を見せ、脇を石井絢子、松田知美ら個性派の熟女女優が固め、新人・清水舞が彩りを添えた。劇中に登場するコンピューターゲームの映像も懐かしい、お宝度満点のドスケベ大作である。

 ディスプレイに写し出されているコンピューターゲームの画面では、一台のバイクが様々な障害物を避けながらスピードを変化させ巧みに走行中だ。一心不乱にテレビゲームに励んでいる白髪の老人――この人物こそ我々人類の運命を手中にしている神々の指導者・大神様その人である。キキーッと急ブレーキの音がしたかと思うとガシャンという衝突音――GAME OVER。しかしこれがこれから巻き起こる大事件の始まりとはさすがの大神様にも予知できなかった……実はこのゲーム、大神様のミスで人生実験装置と連動してしまっていたのである。すなわち大神様がゲームで事故をおこした瞬間に人間界においても同じ事故がおこり人間一人の尊い生命が失われたというわけだ。そして、その泣くに泣けない不幸な犠牲者の青年こそこの物語の主人公・大前田隆である。
 天界の入口で素っ裸の受付け嬢にからんでいる、やけに元気な死人の隆。まだまだ下界でやり残したことがたくさんあったのだ。なにより最愛の恋人・祐子とのセックスさえまだ楽しんでいないのである……隆のあまりの狂暴さにたまりかねた受付け嬢は彼を文字通り「奈落の底」へ突き落としてしまった。  澄んだ水音がこだまし、美しい小鳥の囁きが聞こえている真っ白な空間。その中央に置かれたベットで目を覚ました隆は隣を見てビックリ仰天! なんと熟れた肉体の絶世の美女がこちらに熟いまなざしを向けているではないか。間くところによると、ここは天国でも地獄でもないその中間点だという。訳も分らず当惑気味の隆であったが熟女の誘惑には勝てずその肉体を思う存分いただいてしまう。しかし、その女性が大神様のお気に入りの秘書だったからさあ大変。怒りまくった大神様は自分のミスは棚にあげて隆を神々の裁判にかけ独断と偏見でとんでもない判決を下した。
「下界に降りて処女のマンタクを十枚集めろッ! さもなくば地獄送りじゃ!!」
 馬鹿馬鹿しいというか、さすがスケベな人類の生みの親というべきか、ともかく隆は呆れながらも秘書を伴って人間界に舞い戻って行くことになる。実体のない霊体――透明人間となって!
 下界に降り立った隆はまず自分の葬式に参列し、懐かしい家族や友達と再会する。しかし隆のセンチな気持ちとは裏腹にその夜、父親は若い後妻と悲しみのかけらも見せず濃厚で激しいセックスを営んでいた。間いた口がふさがらない隆は仕方なく街に出てマンタク集めに精を出すことにする。
 女子更衣室そして女子トイレと簡単に忍び込め尚かつ誰にも気付かれないことが次第に快感になってくる隆。でもなかなか処女が見つからない。処女だと赤く染まるはずのマンタクが何枚取っても色がつかないのである。現代社会においてはやはり処女は貴重な存在であるということであろうか……。
 公園のベンチで途方に暮れている隆の脳裏をかすめたものは妹・理恵のあどけない笑顔であった。18歳の高校3年生である理恵は処女の可能性が極めて高いというわけだ。そう確信した隆は大急ぎで自宅の理恵の部屋に向かう……が、そこで隆は思いもかけなかった光景を目にする。なんと理恵と親友の春男が今まさにアレの真最中なのだ。期待をものの見事に裏切られた隆は、地獄送りを半ば覚悟してこの世の見納めに今度は恋人の祐子の部屋に忍び込んだ。
 隆の名を寝言で呟く祐子。そんな祐子が隆は愛しくてたまらない。そっとくちづけたあと試しにマンタクを取ってみることにした。するとみるみるマンタクが赤く変色してゆくではないか……大喜びの隆。最愛の人・祐子はまだ操を守っていてくれたのだ!
 任務を果せずに天界に帰った隆を待っていたのは、大神様の厳しい地獄行きの沙汰ではなくそれとはまったく逆の穏やかな笑顔であった。というのも大神様をはじめ神々の究極の目的とは処女のマンタクを集めることではなく、本当は失われつつある神への尊厳を回復するために多くの大衆の見守る中でもう一度奇跡を起こすことであったのだ。
 そしてその奇跡とは清らかな肉体を持った女性と透明人間となった隆を大衆の面前でセックスをさせ、その女性を身罷らせようというものである。隆にとってはとんでもない注文であるが嫌と言う訳にもいかない。なぜなら隆自身も祐子とのセックスを望んでいたからだ。
 再び下界に戻った隆は懸命に祐子を説得するが、当の祐子はそんな恥ずかしいことには全く乗り気ではない様子である。ヤケ気味になった隆は銭湯の女湯で大暴れする。そんな隆をなだめようと祐子は遂に大衆の面前でのセックスを承諾した。
 テレビ局のニユース番組の生放送中にスタジオヘ入り込む祐子。「わたし、今から神とセックスしますが……」そう宣言して隆とのめくるめくセックスに陶酔してゆく祐子。厳粛かつ神聖な儀式がここに執り行なわれた……。
 それから半年後。大きなお腹を抱えた祐子と今だに透明人間をやめられない隆とがスケベな人間達が溢れている雑踏の中を仲良く歩いている。その光景を天界から見ている大神様と秘書。
「どうして人間たちはこんなにスケベになったんじゃろ」
「単に生みの親=神様に似たんだと思いますわ………」

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