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ナンシー……………長谷川かおり
二人目のキャシー…朝川れい子
ヒロシ………………本田菊次郎
キャシー……………石上ひさ子
藤原…………………後藤 康夫
強姦殺人魔…………石部 金吉


監督……石川  欣
脚本……アーサー・シモン
撮影……富田 伸二
照明……佐藤 才輔
編集……菊池 純一

  

ナンシーとキャシーはお互いの過去は知らないが大の仲良しである。彼女たちが勤める店はオンボロバスを改造して夜の新宿を走る移動風俗店で、吊皮に掴まり身体を任せる二人に男たちは痴漢と化して欲情の赴くままむさぼりつく。そんなある日、キャッシーがお客の誰かに殺されてしまい……。都庁の新宿移転直前の頃、歌舞伎町を舞台に刑事、風俗ギャル、ホストクラブの男たち等、本音の世界で生きていく人間たちをコミカルにかつシリアスに描いた異色作品。

『ナンシーとキャッシーは友達』
ナンシーとキャッシーはともに風俗で働く仲間で大の親友である。今日もゲームに夢中になり、店長の沢田が怒り狂って待つオンボロバスを改装した“痴漢バス”に遅刻して乗り込む。新宿の夜景をバックに走るバスの中でOL姿のナンシーとセーラー服姿のキャシーが痴漢たちに胸を揉まれ、股間をグリグリされている。男たちの荒い息遣いの中、絶頂感に悶えるナンシーとキャシー。そう、これこそが新宿名物“痴漢バス”なのだ。仕事が終わると二人は男を買いにホストクラブヘ。キャシーはヒロシが気に入り、即ラブホテル直行。事が終わり、余韻に浸るキャシーに映画を作る夢を聞かせるヒロシ。キャシーは目を輝かせて聞いている。

『ナンシーは遅刻ができなくなる』
またしても遅れたキャシーを残してバスに乗り込もうとするナンシーの元に刑事の藤原が近づき、キャシーが殺された事を告げる。その身体には犯人のものと思われる無数の指輪の傷があった事を聞かされたナンシーは、犯人の顔は分からないが痴漢バスの常連客だと確信する。

『ふたりめのキャシー』
翌日、キャシーと名付けた新人をナンシーに紹介するとバスの切符を売りに出る沢田。その後ろ姿を恨めしく思いながらも、ナンシーはキャシーを急かすようにセーラー服を着替える。と、突然お尻を押さえてうずくまるキャシー。前の彼氏がアナルセックス大好き人間で、それ以来癖になったのだ。ナンシーがクリームを取り出し、四つ這いになったキャシーのお尻にマッサージをしているうちにキャシーも段々その気になり、ナンシーに甘え、二人のレズプレイが始まる。

『刑事がナンシーに惚れる夜』
吊皮に掴まって身を任せる二人に男たちは欲情の赴くままにその身体をむさぼる。そんな二人を離れて見ている藤原。ナンシーは藤原の側に寄ると、藤原の手を自分の乳房に当て、そんなしかめっ面をしてたら刑事の張り込みだと教えてるようなものだと耳打つ。了解して自分の力でナンシーを触る藤原の顔を覗き込むナンシー。藤原は目を逸らすと、股間のナンシーの手を怒ったかのように振り払う。ニッと笑うナシンー。深夜の定食屋でビールを歓むナンシーに藤原は愛を打ち明け、きちんと出直すよう説得する。キャシー殺しの捜査班が解散したにも関わらず、ナンシーが心配で志願して、この事件に残っていたのだ。

『キャシーはキャシーの運命を生きる』
ラブホテルの一室。キャシーとヒロシは汗まみれ、愛液まみれで坐位、後背位と激しく腰を振り、ともに果てる。ヒロシの上で余韻に浸るキャシーはお金は何とかするからあなたの映画の夢を実現させたいとキスをする。  藤原の張り込みのため客が来なくなったため、沢田は一計を案じナンシーに店外デートの承諾を取る。ナンシーの冷たい目に藤原は寂しげに車を降りる。戻って来たバスにナンシーの姿がない事に気付いた藤原は運転席の沢田を問い詰めた。沢田の手の引っかき傷を見た藤原は慌ててナンシーの降りた場所に向かう。

『ちっちやな紙切れが、ナンシーの命』
歓楽街のネオンの中、喫茶店、ゲームセンターと探し回る藤原。痴漢バスの乗車券がその眼にとまる。一枚、また一枚と見つけ、追いかける藤原。その顔には焦りの色が……。
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