山梨亜希子……環　あ　か　り
川並ハルカ……華　沢　レモン
谷本冬美………風　間　今日子
山梨九里市……なかみつせいじ
川並達夫………平　川　直　大
谷本大吉………柳　　　東　史

監　督……的　場　ち　せ
企　画……福　俵　　　満
脚　本……山　崎　邦　紀
撮影・照明……小山田勝治
音　楽……中　空　　　龍
編　集…フィルムクラフト
録　音……シネ・キャビン
助監督……小　川　隆　史

これは女たちの貪欲な性を描きつづけるベテラン女流監督的場ちせが、満たされない毎日を送る団地妻たちの欲望の解放を描いたウルトラエロス作だ。新人の環あかりをはじめ、華沢レモン、風間今日子らエロさ抜群の女優たちが競演している。
古びた団地に住む人妻山梨ハルカ。夫との性生活は決して満足できるものではなく、彼女は同じ団地の妻たちは皆満足しているのだろうかという疑問を抱き、そのことをインターネットのブログに書き込んだ。 　　夕食の支度をしていた人妻の谷本冬美は、おかずに用意したゴーヤを見て欲情し、下着の上から押しつけて自慰に耽った。夕食の最中、夫の大吉は冬美がゴーヤで自慰に耽る姿を妄想して欲情し、冬美の後ろから挿入した。冬美はそんな大吉の強引さにうんざりした。 　　亜希子は責め絵が描かれた古本を見ているうち、体の中が疼き、自分が縛られ責められている妄想に耽った。ところがその夜、帰宅した夫九里市は本を見て驚き、亜希子に疑惑の眼差しを向けるのだった。 　　ハルカの夫達夫は公務員で、ＡＶのようにハルカの顔や口に発射してばかりで、彼女はそんな自分の歓びしか考えていない達夫の無神経さに不満を抱いていた。ハルカは団地の人妻たちの結婚生活にますます興味を持ち、「スプリング」というハンドルネームでブログに書き込みを続けた。そんな中、亜希子が「オータム」という名でコンタクトを取ってきた。さらに冬美が「ウィンター」という名で参加した。 　　責め絵の件で亜希子に不審を抱いた九里市は突然日中に帰宅し、亜希子のスカートの中に頭を突っ込み臭いを嗅いだ。そして例の古本を手にすると亜希子を責めた。仏門の世界へ入ることを断念して亜希子と結婚した九里市にとって、彼女が知らぬ世界へ行ってしまうことが怖かった。亜希子はそんな九里市の思いを感じ取り、二人は熱く愛しあった。亜希子は特にＳＭに興味があるわけではなく、ただ今の生活を一変させるものに出会いたいだけだった。 　　ハルカは夫とのセックスに違和感を抱きながら、他の夫婦と何が違うのか比べることができず悩んでいた。冬美は絶倫の夫に満たされながらも、それが毎日続くと飽きてしまうのだった。冬美の提案でハルカと冬美は携帯メールでお互いの性生活の写真を見せ合った。ハルカは亜希子にも写真を送り、会いたいと申し出た。 　　ハルカは亜希子と会った。そこへ冬美からスワッピングの提案メールが届いた。亜希子が家に帰ると、九里市がハルカと達夫の淫らな画像が映し出された彼女の携帯電話を突きつけた。嫉妬に狂う九里市をよそに、亜希子はあなたとのセックスでは満ち足りないのだと叫んだ。九里市は部屋を飛び出した。 　　亜希子が冬美と会って夫婦を比べてみたいのだと言うと、ハルカは私達夫婦とセックスをしてみないかと提案した。煮詰まった日常から抜け出すことができるかもしれないと思ったからだ。亜希子は九里市にスワッピングを提案した。彼には理解できなかったが、必ず戻ってくることを約束させたうえで彼女がハルカの家に行くことを了承した。達夫はスワッピングと聞き、二つ返事で引き受けた。 　　約束の日、ハルカの家に亜希子が一人で訪ねてきた。三人のプレイなかで亜希子は心も体も解放され、やがて三人はエクスタシーに達した。亜希子が部屋を出ると九里市が待っていた。九里市は夢中で亜希子を抱いた。亜希子にとって初めて夫婦が向き合ったような気がした。そしてハルカと達夫もまた新しいステージに立つことができたと感じた。 　　ハルカは九里市にも同じステージに立って欲しいと、亜希子に冬美たち夫婦を紹介した。九里市は戸惑うばかりだったが、亜希子の説得で二人は冬美の家へと出向いた。九里市は最初亜希子を気にしていたが、やがて四人入り乱れてのプレイに皆がのぼりつめた。その頃、ハルカは達夫と激しく愛しあっていた。