三好さくら………山　口　玲　子
一ノ瀬弥生……秋　津　　　薫
山崎涼子………矢　崎　　　茜
一ノ瀬満男……本　多　菊次朗
一ノ瀬留吉……牧　村　耕　次
一ノ瀬タカシ……平　川　直　大

監　督……池島ゆたか
企　画……福　俵　　　満
脚　本……五　代　暁　子
撮影・照明……清 水　正 二
音　楽……大　場　一　魅
録　音……シネ・キャビン
編　集……酒　井　正　次
助監督……佐　籐　　　吏
現　像……東映ラボテック

奇想天外な二部構成で綴る『結婚無情物語』の第二章。第一章の主人公と同じ男タカシが、今度はニンフォマニアの女と結婚してしまったことからおこる悲喜劇を大胆なＨシーンの連続で描く。山口玲子がスキモノの若妻を生き生きと熱演するほか秋津薫、矢崎茜ら期待のニューアイドルたちが豪華に競演。
　タカシは長年交際した彼女と別れ寂しい毎日を送っていた。ある日彼は合コンに誘われ全くタイプの違う二人の女、涼子とさくらと出会った。二人のどちらかと付き合えればとひそかに願っていると、急にさくらが飲み過ぎたのでトイレに連れていって欲しいと彼に頼んだ。涼子がそれを止めるが、タカシはさくらをトイレまで送った。出てきたさくらは別の店で飲み直さないかとタカシを誘った。二人はホテルで愛しあい、半年後めでたく結婚した。
タカシの家には父満男と祖父の留吉、それから夫の浮気のせいで離婚した出戻りの姉弥生が暮らしていた。家族たちは嫁いできたさくらを快く迎えた。さくらは一人で家事をこなし、甲斐甲斐しく病身の留吉の介護や妻に先立たれて独り身の満男の世話をした。タカシは彼女がいい妻であることを認めながらも、部屋を派手に飾るセンスの悪さや欧米かぶれの理屈っぽさ、そしてあまりにも貪欲で大胆な性欲に落胆した。さくらはそんな彼の気持ちなど知ることなく、毎晩大きな喘ぎ声をあげながらタカシと激しく愛しあった。そして時にはＳＭプレイを要求し、サディスティックにタカシを責めたりした。
　結婚して三ヶ月、ついにタカシのイチモツは立たなくなってしまった。留吉にご飯を食べさせていたさくらはタカシが不能になったことを泣きながら訴え、実家の母は父の後妻で自分には帰る家がなく、自分は本当の家族を作りたくてここへ来たのだと言った。そしてフランスで生活していた時のフリーセックスは素晴らしかったと話すと、いきなり留吉の逸物にむしゃぶりついた。すると長年反応しなかった逸物が勃起した。以来留吉はすっかり元気を取り戻した。
二人の関係に感づいた弥生はさくらを問いつめた。しかしさくらは、誰もが性に解放されることが理想の家族の姿だと言い、留学時代のレズ体験を話しながら弥生の体を愛撫した。はじめは躊躇っていた弥生もやがて快楽に身を委ねていった。
　タカシは仕事の忙しさを理由にあまり家に帰らなくなった。時々帰るとさくらは以前より明るくなっていて、留吉や弥生も彼女といっそう仲良くなっていた。タカシは一人疎外感を感じていた。このままでは二人の間に子供を作ることも出来なかった。タカシが公園で悩んでいると合コンで出会った涼子が声をかけてきた。涼子はさくらが一種の病気でニンフォマニアなのだと話し、すっかりやつれたタカシを哀れんだ。二人はホテルで愛しあった。タカシにとっては久しぶりに感情のあるセックスだった。タカシはもう一度会いたいと言うが、涼子はもうじき婚約するのでそれはできないと言って去った。
　さくらは留吉とセックスし、弥生はその光景を見ながらバイブでオナニーした。絶頂に昇りつめた留吉は心筋梗塞を起こし病院へ運び込まれた。驚いた満男が問いつめると、さくらはタカシとの夫婦生活がなくなり留吉と寝たことを告白した。それを聞いた満男が留吉を羨むと彼女は満男を誘った。妻を亡くして以来ご無沙汰だった満男はさくらとのセックスに燃えた。
　タカシはさくらとの離婚を決意し家路を急いだ。すると奥から喘ぎ声が漏れ聞こえた。居間に向かったタカシは呆然とした。そこではさくら、弥生、留吉、満男が乱交していた。さくらはとうとう理想の家族を手に入れたと言い、家族はみな満足気にうなずいた。弥生はタカシも解放されなければ駄目だと彼の服を脱がせた。さくらのフェラチオでタカシの逸物はそそり立った。さくらは騎乗位でタカシにインサートし激しく腰を振った。そのさくらに留吉、満男、弥生が群がり、濃厚な５Ｐが繰り広げられた。一方的にやられまくるだけのタカシは「涼子さんと結婚すればよかった！」と心の中で叫ぶのだった。