三島涼子……佐々木　麻由子
渚　ゆい……河　村　　　栞
霧島かおり…麻　生　みゅう
山村先生……なかみつせいじ
塚本先生……北千住　ひろし
教頭先生……神　戸　顕　一
石原代議士…千　葉　誠　樹
校長先生……松　木　良　方
岡部…………浅　井　康　博
和代…………鈴　木　ぬりえ

監　督………池　島　ゆたか
企　画………福　俵　　　満
脚　本………五　代　暁　子
撮影・照明…清　水　正　二
音　楽………大　場　一　魅
編　集………酒　井　正　次
録　音…………シネキャビン
助監督………佐　藤　　　吏
現　像………東　映　化　学
スチール……津　田　一　郎

「ザ・痴漢教師」シリーズ第４作。私立学園を舞台に描く痛快ピンクエンタテイメント。佐々木麻由子、河村栞、麻生みゅうらが競演。このシリーズならではのパワフルな展開が見もの。

　明和学院高校の山村は校長の厚い信頼を受けている真面目な教師。彼と女教師涼子はそれぞれ家庭がありながら不倫関係を続けていた。校長は教頭が代議士と手を組んで一儲けを企んでいることに心を痛めていた。そんな矢先、校長が心臓発作で入院し、山村は入院中の雑務を任されることになった。
ある日、満員電車に乗る山村の前に不良生徒のかおりが近づき、突然彼を痴漢呼ばわりして近くにいた教師の塚本に助けを求めた。山村の存在が気に食わない教頭と塚本が仕組んだ罠だった。噂はすぐに校内に広まり、山村は冷たい視線を浴びた。優等生のゆいはその事実が信じられなかった。山村の妻と娘は実家に帰ってしまい、校長は意識不明のままだった。すっかり落ち込んだ山村を涼子だけが励ましてくれた。教頭は塚本とかおりを呼び出し感謝の意を述べた。そして大学の推薦入学を取り付ける代償にかおりの肉体を求めた。教頭と塚本はかおり相手の３Ｐに燃えた。
かおりは塚本を利用して自分を馬鹿にした和代への復讐を果たした。塚本は満員電車で和代に近づきバイブで責め、彼女が快感に悶える隙に逃げ出した。残された彼女は周りの乗客に変態あつかいされて泣き崩れた。ゆいは教頭に呼び出され、代議士の石原の家で睡眠薬を飲まされて意識を失った。教頭は石原へのリベートとして処女であるゆいの肉体を提供したのだ。ゆいは必死で抵抗すが、教頭が餌として差し出した名門須田塾への推薦の件が頭を横切った。ゆいはついに石原に処女を奪われてしまうのだった。ゆいは恋人の岡部と夏の旅行で初体験をしようと約束していた。彼女は泣きながら涼子に相談をした。涼子は全てが教頭と塚本の陰謀であることを確信し、彼らを懲らしめるためゆいにも協力して欲しいと頼んだ。ゆいはかおりを問い詰め、塚本と教頭の行なった事の全てを知った。
その夜、涼子は塚本を夜の教室に呼び出し、誘いをかけた。昂奮した塚本は無理やり彼女を押し倒した。彼が涼子に挿入しようとしたその時、廊下からすべてをビデオカメラに収めていたゆいが叫んだ。「撮ったわよ、なにもかも！」
教頭はそれを山村が仕組んだことと思い、職員会議で彼を責めた。山村は自分が辞めれば全ては丸く収まるだろうと辞職を決意した。だが、そこへ車椅子に乗った校長が現れた。ゆいとかおりから事情を聞いた校長は、教頭と塚本を一喝した。学園の騒動が収まった頃、石原が汚職で逮捕された。汚名を晴らした山村は屋上で涼子にキスしようとするが、彼女はそれを制した。そして二人の関係は清算し、お互いに幸せな家庭を築こうと山村に言った。一方、ゆいはレイプの件を岡部に話そうと口を開いた。だが彼はやさしくゆいを制し、二人は愛し合うのだった。