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加藤タダシ……佐 籐 幹 雄
青木サヤカ……山 崎   瞳
望月アケミ……池 谷 早 苗
ヒデロウ………小 柴 亮 介
マチダ…………羅 門   中
オオヌキ………川屋 せっちん
ヨコタ…………新 崎 貢 治
OL風の女……南   聖 羅
派手な幹事の女……奈賀 毬子
女子大生風の女……桜井 加奈

監 督……田 尻 裕 司
企 画……福 俵   満
脚 本……武 田 浩 介
撮 影……飯 岡 聖 英
編 集……酒 井 正 次
録 音……シネ・キャビン
助監督……小 泉   剛
現 像……東映ラボテック
スチール…佐 籐 初太郎

これはどこか自分の日常に満足できず、痴漢を欲望のはけ口にしている青年が、様々な出会いと別れのなかで成長していく姿を描いた異色のエロス青春ドラマ。田尻裕司監督の爽やかで大胆なタッチが冴える一篇だ。山崎瞳、池谷早苗、南聖羅、奈賀荏子、桜居加奈らが電車内の痴漢シーンを迫力たっぷりに演じている。

マチダという男が経営する中古レコードショップで働くタダシは高校を中退してぼんやりと人生を送っていた。ある日彼は友人のヒデロウからクラブイベントのDJを頼まれた。
一年前のある日、アケミは満員電車で痴漢をされた。股間を濡らした彼女はパンテイとパンストを脱ぎ捨て、再び電車に乗り込んだ。偶然その隣にいたタダシは、電車が揺れたはずみでノーパンの彼女の尻に触れてしまった。気まずいまま同じ駅で降りた彼らだったが、タダシの優しい一言で二人は打ち解けた。それ以来、二人はセックスフレンドとして関係を続けていた。しかしアケミには同じ会社で働くョコタという恋人がいる。タダシもそれを承知で彼女と付き合っているのだ。 朝の通勤電車。痴漢が趣味のタダシはOL風の女に手を伸ばした。そして夜にはアケミとセックスした。タダシが本気で愛撫してくれないのでアケミは自ら騎乗位ではげしく腰を振った。
翌朝もタダシは電車で少女のスカートの中に手を伸ばした。すると少女は高校の時に同じクラスだったキョウコだと名乗った。しかしタダシは彼女のことを覚えていなかった。駅のホームに降りると、キョウコは彼女の友人が妻子持ちの男と不倫して妊娠してしまった事を話した。タダシは「いい結果にはならない気がする」と答えた。そんな話をして、キョウコは一人電車に乗って去っていった。そんなキョウコの憂いを含んだ表情がタダシの心から離れなかった。
タダシはヒデロウからキョウコは二年生の時に事故で死んだと聞かされ、唖然とするばかりだった。彼女のことが気になってアケミとセックスをしていてもどこか上の空だった。
翌朝タダシはキョウコを探すように電車の中をさまよったが、その最中に派手な服装の女を見つけてその下半身をまさぐり始めた。女はたまらず快感に身悶えた。
パーティーの日、タダシのDJはうまくいかなかった。ヒデロウは高校の時のオオヌキという教師が自分達の同級生と不倫して最近学校をやめたと話した。それはまるでキョウコから聞いた話そのものだった。その日もタダシはウワの空でアケミを抱いた。不満に思ったアケミはもう関係を続けるのはやめようと言い出した。
その後タダシとアケミは電車に乗った。アケミに促されて彼女のスカートの中に手を入れると、彼女はノーパンであった。ためらいながらもタダシは彼女の尻から股間へと愛撫を続けた。しかしその時、彼を痴漢と思った近くの女性客が彼を捕まえ、駅のホームへ引っ張り出した。アケミはまるで他人のように黙りこくって、タダシを弁護しようとはしなかった。
タダシの無気力な日々が続いた。電車で痴漢しても覚めた気分になるばかりだった。そんな中、前にキョウコと名乗ったサヤカと電車で再会した。タダシがこの間の友達のことを尋ねると、彼女は男と一緒になって子供も産むことにしたと話した。話をするうちにタダシは彼女の本名を呼んでしまい、ずっと彼女のことぱかり考えていたと告白した。しかしサヤカはその彼の気持ちを受け入れることはできなかった。これからオオヌキとの新生活がはじまるのだから。タダシは思い切って彼女の下半身に手を伸ぱした。驚いたサヤカは、駅に着くと電車から飛び出していった。タダシもその後を追うが、しばらく歩いても彼女の姿は見つからなかった。駅を出るとヒデロウからまたDJの誘いの電話が入った。タダシはもう一度挑戦してみることにし、サヤカヘの思いを吹っ切るためにあてもなく街を歩き始めた。

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