江戸時代。ゆき(野口美沙)はキリシタンであることを父親に知られ、激しい棒叩きの制裁を受ける。マリアの名を呼びながら悶えるゆき。家に仕えゆきを愛する十五郎は彼女を連れ出し、息絶えた彼女とセックスした後自決した。明治時代。女(星亜也子)は末吉という夫がいながら、遊び人の作次との情事に溺れていく。それを知った末吉は彼女の肉体を責め立てる。二度と浮気をさせないようにと彼女の太股に自身の名の刺青を彫るが、彼女はまた作次のもとへ行き…。太平洋戦争の始まった昭和初期。倉吉は妻が病気で入院してしまった。生娘の松枝(北洋子)に欲情した彼は彼女を納屋へ連れ込み強引に抱いた。その頃、妻が息を引き取った。妻の弟に責められ、徴兵の知らせを受け取った倉吉は自棄になって松枝をいたぶり、彼女を死なせてしまう…。鬼才・若松孝二監督が、男尊女卑の激しい時代を背景に、女の肉体を徹底的に虐げる男たちの異常な欲望を描き出す。妻の秘部に火かき棒を突っ込んだり、愛する者を我が物にするために性器を抉り取るという、衝撃シーンに息を呑む。 |

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