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母直子と田舎で二人暮らしをはじめた亜弓。母とは衝突し、土地の生活にもなじめない彼女の前にかつてヤクザを射殺して刑務所に入っていた元刑事の西村が現れる。二人は肉体関係を結ぶが、実は西村は直子の初恋の相手で…。
思春期の女子高生が母の初恋の相手に恋してしまうという奇妙な三角関係をベテラン深町章がしみじみと描いた欲情ドラマ。河村栞、佐々木麻由子、佐々木ユメカら人気女優が競演


 西村は四年間の刑務所生活を終え出所した。彼は悪徳ヤクザの尾崎を射殺したのだった。西村と愛人の美雪は田舎町のさびれた温泉旅館に腰を落ち着け、久しぶりのセックスに燃えた。
 両親の離婚で東京を離れ母直子の実家で暮らす亜弓。スナックで働く直子は毎日のように酔って遅くに帰る。亜弓はそんな母に辟易し、高校も中退して目的もない生活を送っていた。
 その夜も直子が酔って帰宅したので、亜弓はいたたまれずに家を飛び出した。家には店の客斉木が訪ねてきて、二人は体を重ねた。直子は斉木に亜弓のためにも自分の店を持ちたいと相談した。
 翌朝。美雪は眠っている西村に拳銃を向けた。美雪は情夫の尾崎を守るために西村に近づいたが、彼はさきに尾崎を殺してしまった。美雪は復讐のため四年間彼の出所を待っていたのだ。だが彼女には引き金を引くことは出来なかった。
 散歩に出た西村は雑木林の中で亜弓と出会った。彼女は首吊り自殺の準備をし、最後のヤケ喰いをしたら気持ち悪くなり、死ぬ事が馬鹿らしくなったと話した。笑いをあげた西村の胸元から拳銃が滑り落ちた。彼はオモチャだと言うが、亜弓はそれでも撃ってみたいと引き金をひいて驚く。本物だったのだ。
 亜弓と西村は歩きながら話した。西村は孤独な亜弓に自分と似たものを感じた。通りかかった同級生の和也が声をかけてきた。彼はこの土地で唯一亜弓が心を開いた存在だった。亜弓は「銃を撃ちたくなったらまた来ます」と言って西村と別れた。
数日後。亜弓は和也から西村の素性を聞かされた。和也は「あの男とはもうヤッたのか?」と強引に亜弓の肉体を求めた。
直子は亜弓と話をしたがったが、亜弓はただ突っ張った態度を見せるばかりだった。母に自分の弱さを指摘された彼女は苛立ちをおぼえ、家を出て行った。
 亜弓はまた銃を撃ちたくなったと西村に会いに行き、この町を出るなら連れて行って欲しいと頼んだ。西村は家に帰るよう彼女をさとした。亜弓はあふれる涙を必死で抑え、彼の胸に飛び込み唇を合わせた。その場で二人は体を重ねた。
翌朝。旅館を出た西村は直子の家の前でふと足を止めた。玄関には刑事の姿があった。直子は自分の店のために用意した金を斉木に持ち逃げされたのだった。呆然とする直子は高校時代の恋人だった西村の姿を見て驚いた。西村は部屋にあった写真で亜弓が彼女の娘と知り、衝撃を受けた。二人の関係を知らない直子は懐かしさもあって彼にしなだれかかるが、西村には彼女を抱くことなど出来なかった。
 旅館へ戻る西村の前に突然美雪が現れ、ナイフで刺した。西村は自嘲のような笑みを浮かべて息絶えた。
 事件からしばらくたって亜弓と直子は再びこの町を出ることになった。亜弓は「嫌なことがあった時にぶっ放すといいよ」と西村の持っていた銃を直子に渡した。二人は微笑みを交し、二つに別れた道を別々の方向に歩き始めた。






監 督………深 町   章
企 画………福 俵   満
脚 本………武 田 浩 介
撮 影………清 水 正 二
編 集………酒 井 正 次
録 音…………シネキャビン
助監督………佐 藤   吏
現 像………東 映 化 学
スチール……津 田 一 郎

平野亜弓……河 村   栞
平野直子……佐々木 麻由子
西 村………なかみつせいじ
美 雪………佐々木 ユメカ
和 也………佐 藤 幹 雄
斉 木……かわさきひろゆき

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