豊丸、沙也加などの淫乱系、前原祐子、冴島奈緒などの美少女系といった女優が人気を博した80年代末期のアダルトビデオ界。こうした女優たちはピンク映画の世界にも登場し、スクリーンを艶やかに彩ってくれたが、今回登場する白木麻弥もその一人。お嬢様系の清楚なルックス、スレンダーボディに豊かなバスト、どこかミステリアスな存在感と、多面的な魅力を兼ね備え、当時の作品は現在プレミアものとして取引されるなど、根強い人気を持つ女優である。
映画の方では、88年『変態病棟　白衣責め』の主演でデビュー。翌年の『美人レポーター　暴行生中継』とともに、“ピンク四天王”の佐藤寿保監督の狂気的な世界観の中で魅力を発揮していた。今回ラインナップされたのは、90年作品『団地妻恵子　主婦と性活』。昼と夜で別の夫を持ち、同じ団地内で二つの家庭を行き来するという奇想天外な「団地妻」もので、ハードなＨシーンをたっぷりと見せてくれる。