1970年9月6日広島県生まれ。
バンド活動をする中で上京し、スカウトされて女優の道へ進む。テレビの端役などを経て、1998年自主映画『宿』の主役に抜擢され映画デビュー。
同年、『あぶない情事　獣のしたたり』でピンク映画初出演。以後、『女痴漢捜査官３　恥情のテクニック』（00年）『人妻家政婦　情事のあえぎ』（00年）『ザ・痴漢教師４　制服を汚せ』（01年）『いんらん母娘　ナマで愛して』（01年）など、現在までに約40本の出演作があり、ＰＧ選出によるピンク大賞において、00年度新人女優賞、01年度女優賞を連続受賞。
悪女役が似合うミステリアスな存在感を持ちながらも、コメディやホームドラマなど、深みのある演技力でさまざまなキャラクターに扮し、映画のクオリティを一層引き締めるのに大きく加担している。その演技力と熟女の色香が観客の圧倒的な支持を得て、各映画会社の看板女優として高い人気を誇る、新世紀をリードするナンバー１女優。

会社員の純平は同僚で恋仲にある香織（山崎瞳）にプロポーズした。だが、その幸せも束の間、彼女は直後に車にはねられて死んでしまった。純平や会社の同僚達が悲しみに暮れる中、以前純平の恋人だった志摩（佐々木麻由子）は、もう一度やり直したいと彼を誘惑する。そんな中、香織はなんと幽霊となって現れた。しかも彼女は自分の死に全く気づいていなかった。以来、香織は毎日会社に出勤し、毎週金曜日には純平のアパートで愛を交わした。四十九日が来れば彼女は結婚してしまう。そんな不安にかられた純平は、彼女との結婚を決意するが、志摩はそれを邪魔する。やがて香織の死の意外な真実が明らかになり…。
死んだ恋人の幽霊との関係に揺れる純真な男の愛を描いたファンタジー・エロス。佐々木麻由子は二人の関係を妨害しようとする、ちょっと意地悪なＯＬに扮している。トイレで彼を誘惑しヨリを戻そうとする場面がＨ。大胆なテクで心を取り戻そうとする麻由子のセクシープレイが見もの。


ぶどう園を営む大石家の娘文子（伊藤清美）は婚約者義雄との幸せな日々を送っていた。だが、彼が付き合っていた政美が目の前で飛び降り自殺を図り、文子は義雄をかばって自首した。７年後、出所した文子が実家へ戻ると、そこには信じられない光景が待ち受けていた。義雄は彼女の妹・弘子（佐々木麻由子）と結婚し、ぶどう園の後継ぎとなっていた。そして二人の間に出来た娘もいた。義雄は「しょうがなかった…」と泣き崩れた。やがて文子は弘子が義雄の下で働く有田と不倫関係を持っていることを知る。有田は文子が義雄をかばって刑務所に入ったことも見透かしていた…。
最愛の男を妹に奪われてしまった女の葛藤と、旧家の姉妹をめぐる男達の欲望を描いた痴情のドラマ。佐々木麻由子は二人の男を惑わす悪女ぶりを見せつけてくれる。後半に見せる喪服姿で男を凌駕していくセックスシーンが官能的。ピンク・デビュー間もない、初々しい絡みがなんともエロティックだ。