PROFILE

　建前上、本番が禁止されている日本の風俗界ではつまるところ、風俗＝フェラということになりますな（素股ってのもありますけど、アレ飽きるんだよね）。　フェラが嫌いな男というのは、まずお目にかかりません。いや、最近ではむしろ本番よりもフェラがいいという男性もかなり多い模様。かくいう僕も、ワリとそんなとこあります。そんな嗜好の人には日本の風俗って、ぴったりですよね。本番が禁じられた故にフェラのテクニック、バリエーションが恐ろしく発達したという。

　フェラにも「愛撫のためのフェラ」と「イカせるためのフェラ」の２種類があって、大雑把にいえば前者はチロチロ、後者はジュボジュボってとこですか。僕は圧倒的に前者派ですね。イカなくてもいいから、いつまでもチロチロと舐めていてもらいたい。　そもそもズッポリとくわえ込んで、というフェラはあんまり好きじゃないんです。チロチロとソフトにいろんなトコロを舐めてもらいたい。カリとかサオとかタマとか蟻の戸渡りとかアナルとか。　フェラ好きの人の中には手を使うことを全面否定するムキも多いですが、僕は舌と指の複合技が好きですね。舌でカリをチロチロ、指先でタマをサワサワ、なんちって。　さて、フェラを楽しめる風俗というと、まず頭に浮かぶのがピンサロ。これはもうフェラが全て、という世界でありますから、とんでもないフェラテクを持っている社交さんがゴロゴロしてます。多少オバさん入ってる人の方が、すごいフェラを見せてくれること、多いです。立たせるフェラ、感じさせるフェラ、そしてイカせるフェラの全てをたっぷり味わうことができます。

　僕の好きな広範囲攻撃・複合技フェラを楽しむなら性感ヘルスですね。事前にシャワーでキレイに洗っているからこそ、アナルまでベロベロベロっと舐め倒してもらえるのです。個人的な見解ですが、ピンサロから転職した性感ヘルス嬢というのが、一番美味しいような気がします。僕が過去、テクニック的にハマった風俗嬢はみんなこのパターンでした。　あと、意外なことにフードル系のコってフェラはワリと巧いんですよ。受け身より攻める方が好きってコが多いんですね。ロリ系の可愛い顔してるから、つい攻めてヒイヒイ言わせたくなるんだけど、実は本人は男をヒイヒイいわす方が好きだったりして。　そして忘れちゃいけない風俗の最高峰、ソープランドでも、やっぱりフェラは素晴らしいです。高級店になると、洗わずにパクリとフェラっちゃう即尺なんて掟破りのサービスもアリ。お風呂でパクリの潜望鏡ってのも考えてみると、変なワザですよねぇ。　ま、いずれにせよ、日本の風俗においてフェラは最重要ポイント。いくら可愛くてもフェラがロクにできないようじゃ、一人前の風俗嬢とはいえないわけですわ。

作者プロフィール

安田理央（やすだ　りお）
1967年8月22日生れ　29才
（事務所名：STEREO TYPE）
エロ系ライター。風俗を中心に執筆、時には男優をやります。
主な連載：「スコラ」「話のチャンネル」等、多岐にわたる。

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